![]() |
メグ:17歳 【マーチ家の長女。本名はマーガレット・マーチ。母親のメアリー同様に他の姉妹から最も信頼されている長女で美人。ニューコードへ引越してからは苦しい家計を助けるために家庭教師の仕事をするようになる。しっかり者である反面、贅沢に憧れる事も。華やかな社交界デビューを夢見ている】
ジョオ:15歳 【マーチ家の次女。本名はジョセフィン・マーチ。おそらく本作の主人公だと思われる人物。自ら男の子に生まれていればよかったと豪語するほどの男勝りな性格の持ち主だが何故か雷は大の苦手。ローリーやアンソニーに恋心を抱かれるが本人はあまり気にしていない。夢はアメリカ一の小説家になること】
ベス:10歳 【マーチ家の三女。本名はエリザベス・マーチ。姉妹の中で一番おとなしい性格であるためか、皆から愛されている。引っ込み思案で病弱なため学校も不登校となり結局は自宅で家事手伝いをしている。大富豪ローレンス氏がマーチ家の姉妹の中で最も愛した人物。夢は大好きなピアノを好きなだけ弾きつづけること】
エイミー:7歳 【マーチ家の四女。本名はエイミー・マーチでただ一人愛称を持たない。おませで小悪魔的な性格の持ち主でジョオと気性が似通ったところがあり、よく喧嘩になる。鼻が低いことを気にしており、寝るときはいつも洗濯バサミで鼻をつまんでいる。夢はクレオパトラのような女性になること】
「赤毛のアン」と並び誰でも名前くらいは聞いたことがあるほど有名な物語・・・のわりに名前しか知られていない物語でもある。話の内容も日常生活を描いた「赤毛のアン」と似通った部分があり、視聴者も同様に女性が多いだろうと推測される。どこを中心として見るかが難しい作品ではあるが、名作にふさわしい名作。 ★その他の登場人物 ⇒
国名:アメリカ合衆国(マサチューセッツ州) 首都:ワシントンD.C.
人口:約2億8000万人
◆世界名作劇場第13作目となる「愛の若草物語」。初回放送は1987年で「愛少女ポリアンナ物語」の翌年。原作はアメリカの女性小説家ルイーザ・メイ・オルコットによって1868年に発表された長編小説「若草物語」。同小説は「続・若草物語」、「第三若草物語」、「第四若草物語」と四部構成になっている。 ◆登場人物はメグ、ジョー、ベス、エイミーといった四姉妹が中心で、これは作者ルイーザ・メイ・オルコットの実際に育った家庭環境の中から実在した人物をもとに作り出された自伝的な小説とされている。ちなみに作者自身はマーチ家の次女であるジョー(アニメではジョオ)。
◆日本国内では世界名作劇場「愛の若草物語」以外にもこの「若草物語」を使ったアニメなどが多く放映されており、海外でもドラマや映画、ミュージカルなど多方面で見ることが出来る。
アニメ「愛の若草物語」では主題歌が三通りもあった珍しい作品。タイトルも他の作品たちが主人公の名前を冠していたり地名やペット名などが使われた具象的なものであったのに対して、完全に抽象的なものであるのも珍しい。
また1993年に放送される「若草物語 ナンとジョー先生」は「第三若草物語」を原作に作られている。※当ブログでは「愛の若草物語」と「若草物語 ナンとジョー先生」は別物として扱う予定です。
1987年文化庁子供向けテレビ用優秀映画作品賞受賞。
![]() | あらすじと感想 |
![]() | 愛の若草物語面白ネタ |
「ジョオ、ベス、エイミー、私たちは四姉妹で主役だから登場回数がそれぞれ少なくなると思うの。そこで今回のレビューは決してヨソ者の介入を許さず・・」
「やぁ、さっそく遊びに来たよ。ボクたち同じアメリカ人同士・・」
「こんにちわ〜、さぁ、あなたの『よかった』を見つけてあげるわ。あ、後からジミーとジェミーも・・」
「言ってるそばから出てくるなーっ!」
「帰れゴラァ!」
「・・・・・
」
「・・・ (私・・・ついて行けるかしら・・・不安・・)」
◆当ブログ、「ハイジの寝言☆ミ」でこの「愛の若草物語」をレビューするにあたり、誰を主役にするか迷いました。普通に考えれば次女のジョオなのでしょうが、三女のベスも結構出番が多いし人気もあるし。四女のエイミーは存在感もあって個人的になんとなく主役にしてやりたい感じ・・・。まぁ長女のメグは絶対無いとして
「へー、そう・・・そうなの。ふぅ〜ん・・・
」(||゚Д゚) ( こわっ・・・ )
◆いつものことですが、アニメの良い部分を抽出し、不要と思われる原作部分にはなるべく触れません。フィクションとノンフィクションを無理に結びつけることもしません。必要と思われる部分 (南北戦争など) は補足として書きますが、例えば『ベスは原作で×××となってしまいます』、などは口が裂けても言いませんし指が20本になっても書きません。個人的な日記式ブログなんでご容赦下さい。
◆しかし・・・、どうしても「赤毛のアン」と比較してしまうのが私の想像力の無さを証明しているのですが・・・この「愛の若草物語」も殆ど「アン」同様完全な日常生活を淡々と描写している物語なので何をどうレビューしろというのか?非常に難しい。
かと言ってアンのように喋らせてたら四人もいるので終わりそうにないし・・・
ヽ(*`Д´)ノ どないせーちゅーんじゃ!
「案ずるより産むが易し。適当にやってても何とかなるものよ!」
m(_ _)m では、そうさせていただきます。
| 主題歌『いつかきっと』 作詞:おおくぼ由美 作曲:森田公一 歌:潘恵子、山田栄子 |
※荘真由美さん、佐久間レイさんの歌う別バージョンの『いつかきっと』も存在しますが現在未発見です。
「いつかきっと私にも好きなピアノ、好きなだけ弾いていられる日が来るわ、きっと、きっと、きっと
」
「いつかきっと私にもレディになれる日が来るわ、鼻も高くなってるはずよ、きっと、きっと、きっと
」
・
・
・
「虚しい・・・むなしいわっ!誰でもいいから私とベスのyoutube探してよ!」
※
初期バージョンのYouTube
![]() |
物語の舞台はアメリカ合衆国のマサチューセッツ州の港町ニューコード。時代は南北戦争のさなか、1863年です。
※ニューコードという街は架空と思われます。勝手な想像ですがマサチューセッツ州東の港町ニューベドフォード(newBedford)がニューコード(newcord)のモデルだと推測。
◆ペンシルバニア州の小さな町に住んでいるマーチ一家。
家族構成は合衆国軍の軍人として戦地に赴いている父親フレデリックと留守を預かる母親メアリー、召使いの黒人ハンナと、そして若草の主役たちである四姉妹。
物語は父親の帰宅を待ち続け、その中で姉妹たちがそれぞれの夢を追い、そして成長していくといったストーリーになります。
と、思いきや、物語が始まってすぐ、父親フレデリックが一年ぶりに戦地から我が家へ帰ってきます。姉妹たちは大いに喜び、翌日には家族みんなでピクニックへと出かけるのですが・・・
「お父様・・あれ・・・南軍じゃないかしら?」
偶然ジョオが発見した南軍の兵隊。これにより「愛の若草物語」が始まることになります。
| 後にジョオは知ることになるのですが、この偶然見つけた南軍の兵隊こそが南北戦争最大の決戦と呼ばれる『ゲティスバーグの戦い』に向けての斥候隊だったのです。 |
合衆国軍の大尉である父親フレデリックは慌てて司令部へそのことを報告。南軍の狙いがボルティモアやフィラデルフィアといった街だと分かると、この街も戦場になる危険が高いと判断し、家族を戦地から遠いマサチューセッツ州のニューコードに住んでいる叔母のもとへ引越すように言い渡すのでした。
「マーサ叔母さんを訪ねるんだ。あの方はきっとお前たちを良くしてくださる。そしていつか戦争が終わったらきっと私は帰ってくる。その時はかならず来る」 久しぶりの家族再会もつかの間に、フレデリックはその日のうちに再び戦地へと・・・。
姉妹たちはこうして一路ニューコードを目指し旅立ちます。
「見て・・!街が・・・私たちのお家が燃えているっ・・・!」
振り返った懐かしの街は今戦火に包まれたのでした・・・
国家を二分する合衆国最大の内戦『南北戦争』。 |
〜いつかきっと!〜
![]() |
面倒なんで修正しません。いつものことです。
「 ニャー 」
↑ ミルキーアン
※
以下は少しだけ原作に触れます。
汽車でニューコードへたどり着いたマーチ一家は早速マーサ叔母さんの屋敷を訪ねます。
「やれやれ・・・突然大勢で押しかけてきて、あたしゃいい迷惑だよ・・・で?住むところは見つけているのかい?」 | ◆マーサ フレデリックの叔母。可愛がっていた甥のフレデリックが自分の進む道を選ばずニューヨークへ行ったことを根に持ち、以来フレデリックとは20年会っていない。もう一人の甥デービッドは地元に住んでいるが金銭欲が強く、マーサの遺産を狙っている。こうした事情からマーサは人を信じない頑固な性格になっている。 |
住むところ・・・
実はマーチ一家はニューコードへ引越すにあたり、少しばかりマズイ事情を抱えていました。
それは経済的な問題でした。
◆本来は軍人である父親の給料と投資が成功していた製靴工場からの配当で金銭的な不安はまるでなかったのですが、この戦争で製靴工場が南軍に破壊されてしまい、当てにしていた配当が誤和算になったため大家族たるマーチ一家は一転貧しい生活を余儀なくされることになっていたのです。
「なるべく早くに娘たちと住める借家を見つけるつもりです。それまではホテル住まいになるでしょう。おば様にはご迷惑はお掛けしないつもりです」 「ああそうかい」 と追い返すつもりでいたマーサは何故かこの一家が気にかかり、結局は借家が見つかるまでという条件で屋敷に住まわせてしまうのでした。
新しい住まいを探して
慣れない土地での借家探しは大変でした。
母親のメアリーと長女のメグは方々探し回りますが、家賃との兼ね合いで条件を満たす手ごろな家はなかなか見つかりませんでした。
一方ジョオやベス、エイミー、それに召使いのハンナは屋敷の仕事を手伝い、掃除や洗濯、動物の世話などに追われます。
そんなある日、マーサはジョオに本を読んでくれと頼むのですが、ジョオはマーサが小説などのフィクションを嫌っていることを知り驚いてしまいます。
「それはお気の毒だわ、おばさま。想像を膨らませることは楽しいことよ。現実だけで生きているなんて人生の半分を無駄にして生きているようなものだわ」
「・・・・・。・・・・随分とハッキリものを言う娘だね、あんたは。・・・なんだかあたしゃ少しばかり目が覚めた気分だよ」 マーサは次第にジョオを、そしてマーチ家族を気に入り始めるのでした。

ジョオのライバルはマークトウェインだ!
ジョオの夢はアメリカ一の小説家になること。
出来上がった小説を自信たっぷりに新聞社へ持ち込みます。
「ハハッ、こりゃ陳腐な小説だな。幼稚すぎるよ。格好つけずにもっと自分を表現しないと・・・そう、例えばまだ無名の小説家だけど、マークトウェインみたいにね。あぁ、ぼくはアンソニーっていうんだ、覚えといてね」
「マークトウェイン・・・マークトウェイン・・・!
・・・・つまりライバルはお前だーーーっ!」
「えっ!お、おれ??」
「・・・大変なのに目ぇつけられたなぁトム・・・」
※「トム・ソーヤーの冒険」の作者はマークトウェインです。
マーチ家の借家は思わぬ形で見つかりました。
先日ジョオが意気揚々と小説を持ち込み、それを散々けなしてくれた新聞記者のアンソニーが知り合いの借家を紹介してくれたのです。
もとガラス工房であったその家は家賃も手ごろでオマケに海も見える素晴らしい家でした。
「私このお家が気に入ったわ。お母様、このお家に決めましょうよ」
こうしてマーチ一家は夏の終わりにマーサのもとを去り、新しい家に引越すのでした。
マーチ家の新しい生活 ◆母親のメアリーは夫の考えを尊重し戦争を少しでも早く終わらせるために出征兵士援護会 (←よく分からず) にボランティアとして出かけます。
◆長女のメグは同じ地区にあるキング家に家庭教師として働きに出て苦しい家計を助けます。
次女のジョオはすっかり気に入られてしまったマーサ叔母様のもとで彼女の世話係として働き、三女のベスは召使いのハンナと共に家族が留守のあいだの家の家事を手伝い、四女のエイミーは学校へと通い出します。
お隣の少年と老紳士と・・・
ニューコードに冬が近づく頃、お隣のお屋敷に住む老紳士ローレンス氏のもとへニューヨークから一人の少年が帰ってきました。彼の名はローリー。
◆お隣の老紳士ローレンス ニューコード商船の会長を務めるたいへんなお金持ちでマーチ家の父親フレデリックと彼の息子は昔友人であった。妻も子供も喪い、最愛の孫娘も喪う。現在身内は孫のローリーのみ。また、マーチ四姉妹はこの老人を気難しい人として避けている。 |
「・・・・・」
「また覗いてる・・・あの子・・・」
ローレンス氏のもと裕福な環境下にあるローリーでしたが、彼には家庭的温もりが欠けていました。父も母も幼くして喪い、厳格で厳しい祖父のもと、自分の夢であるピアニストを目指すことも出来ず毎日家庭教師のカール・ブルックと大学進学を目指して勉強に明け暮れる毎日・・・。そんな彼の唯一の楽しみはお隣のマーチ家の元気で明るく楽しそうな四姉妹たちを二階の窓から見ることでした。
そんなある冬の日・・・ メグは自身の家庭教師の仕事を通じ交友関係にあったサリーから舞踏会の招待を受け、以前からの憧れであった社交界デビューを遂に果たします。ジョオもこの舞踏会に出席しますが本来ガラではない彼女は別室で一人くつろいでいたところをローリーとバッタリ出会い、互いに会話を重ねるうちにお互いを理解しあうようになるのでした。
こうしてローリーを通じマーチ一家はローレンス氏とも交流を持つようになり、またメグはローリーの家庭教師カールと運命の出会いをすることになるのでした・・・。
「たいへんお美しくていらしっしゃる・・・あ、私はローリーの家庭教師を務めるカール・ブルックと申します」
「あ・・・、その、私はマーガレット・マーチです。よろしく・・・」
「いい雰囲気だね、二人共。・・・ねぇジョオ・・・その・・・ボクたちもたまには手を繋ぐとか・・その・・あの・・・」
「はっ?何言ってるか聴こえないわよローリー。もっと大きな声で喋ってよ」
「でも私・・・やっぱりお爺様は・・・こわいわ・・・」
【愛の若草物語】-6-
南北戦争について
アニメ「愛の若草物語」を見る時、ところどころで語られるのがマーチ家の父親フレデリックも参戦しているアメリカ合衆国で起こった内戦「南北戦争」。
簡単にしかまとめることが出来ないので簡単に。(激しく間違いがあるかも)
アメリカ合衆国(北軍) アメリカ連合国(南軍)
VS 
当時のアメリカ国内で問題になっていた対外政策や国内産業の南北の対立が直接の原因
「南部州の人たちは農業が仕事の中心で対外的には自由に貿易がしたいと思っていたの。仕事は今まで通り黒人奴隷を使ったほうが効率がいいと考えていたのね」
「それに対して北部州は工業が中心で国内産業を外国産業との競争から守りたい。締め出しちゃえって思ったの。そして奴隷なんてもう必要ない。新しい労働体制を作ることが必要だと考えたのよ」
「でもそれは北軍が南軍に勝つために戦略として『奴隷解放』を声高にしたとも考えられるかもしれないな。・・・ちなみに分かり易く書くと下みないな構図かな」
奴隷制反対 VS 奴隷制擁護
保護貿易 VS 自由貿易
中央集権(連邦主義) VS 地方分権(州権主義)
共和党 VS 民主党
ゲティスバーグの戦い
マーチ一家がペンシルバニア州からマサチューセッツ州ニューコードへ避難した直接の原因となった戦闘。事実上の南北戦争最大の決戦。ジョオが見かけた南軍の兵隊は戦いに際しての偵察兵だったと思われる。
| 1863年、南軍のリー将軍は緒戦の勝利に勢いづき、再度の北部侵攻を企図。対して北軍はそれをゲディスバーグで迎撃。被害を最小限に食い止めたい両軍の思惑とは裏腹に、小規模な戦いから始まり最終的には激戦となってしまった。 三日間の激戦の末に南軍は後退。両軍合わせて五万人の死傷者を出したこの戦いは北軍の勝利に終わる。 |
「そして奴隷解放宣言をなさってくれた我らが合衆国の大統領エイブラハム・リンカーンはこの戦いの後、戦没者墓地の奉献式場の演説でこう仰ったのです」
『人民の、人民による、人民のための政治』
「もうすぐきっとお父様も帰ってこられるはずよ・・・きっと・・・」
「・・・意味がわかんないわ。・・・ところで、なんで線で仕切られているのかしら?」
「バカだと思われてるからじゃないかしら?ねぇ、そうじゃないかしら?」

「ルーシーメイに言われちゃお終いだなぁハハハッ」
(^▽^) お前が言うな、ペーター

「お前が言うな2007!」

「お前が言うなマルティ!」
・・・以下省略
ペンシルバニアの街から引越してきたマーチ家はニューコードで最初のクリスマスを迎えます。
当初はマーチ一家を自分の財産目当てに近づいてきた存在として毛嫌いしていたマーサおばさんも今では健気でひたむきなマーチ家族をすっかり気に入ってしまい、娘の誰か一人を養子に迎えたいと言うほどになっていました。
さて、若草のヒロインたちにちょっとした事件が起きます
引っ込み思案で怖がりのベスとローレンス氏
人と上手く付き合えないベスは学校にも行かず日頃は召使いのハンナと家事手伝いをする毎日。そんな彼女の唯一の楽しみは大好きなピアノを弾くことでした。
「このピアノ・・・もう少しいい音色が出ればいいのだけれど・・・」
ペンシルバニアに住んでいた時のピアノと違い、引越し先で手に入れたピアノはベスの奏でる演奏を忠実に再現するにはいささか不出来な代物でした。 そんなある日。
お隣に住むローレンス氏は庭から聴いたベスのピアノ演奏をたいそう気に入り、ベスに自分の屋敷にあるグランドピアノを好きなときに好きなだけ弾いていいという招待を持ちかけます。ベスは老人を恐れていましたが好きなピアノが弾けるのならばと毎日のようにローレンス氏の屋敷に通うようになり、自分を恐れている彼女を心配したローレンスもベスにはなるべく会わないように努めるのでした。
そうして数日がたち・・・ベスはこの老人の善意に感激し、何かで報いなくてはならない気持ちになり、一生懸命に作った『上履き』をローレーンス氏にプレゼントするのでした。
この贈り物にローレンスはすっかり感動してしまいます。うわべだけではない真心のこもった贈り物・・・。 彼はこのお返しとして大切な孫娘の形見であった素晴らしい『ピアノ』をマーチ家に運ばせ、ベスにプレゼントするのでした。
「これで好きなだけ大好きなピアノを弾きなさい。じゃがな・・・ベス、たまにはワシの屋敷にも来てこの老人のためにピアノを弾いておくれ」 「お爺様・・・わたし・・・わたし、お爺様が大好き!」 |
ローレンス氏に抱きついた怖がりベス。一つの壁を乗り越えた瞬間でした。
許さない!ジョオ・マーチ!
なんとしてもジョオと親密になりたいローリーは手に入れたチケットでジョオを演劇に招待します。これを知ったエイミーは自分もついて行くと我がままを言いますがジョオにこっぴとぐ怒られ逆切れしてしまいます。
「ふふふっ・・・燃えろ、燃えるがいい・・・、ジョオ・マーチ、報いをくれてやる、呪ってやる・・・後悔させてやるわっ!」 なんとエイミーはジョオの大切にしていた小説の原稿を暖炉に投げ込み燃やしてしまうという暴挙に出たのでした。 当然ジョオは激怒! 「エイミー!あんた・・なんてことしてくれんのよっっ!」 以来二人は口も聞かなくなります。 |
そんな冬の終わりも近いある日・・・
ローリーとジョオは凍った川でスケートを楽しんでいました。そこへなんとなくジョオと仲直りしたいと考えていたエイミーもやって来ますが、ジョオはそんな妹を無視します。
そろそろ春の訪れが近いニューコード。川の中央部は氷も薄くなっていて、そこで滑るのは大変危険でした。ですがそんなことを知らないエイミーは一人川の中央へ進み、案の定氷解した川へ落ちてしまいます。
ローリーの懸命の活躍で事なきを得ますが、危険を知っていて注意できなかったジョオは自分自身を強く責め、そんな姉にエイミーも心から自分の犯した罪を謝罪するのでした。
こうして二人は互いに一つの欠点を克服し、次の壁へと向かうのでした。
「ホッホッ・・、なんとも最高の履き心地じゃ。このような極上の上履きはこの世に二つとあるまいて、ホッホッホッ」
「困ったな・・・スーツ姿にその可愛らしいスリッパは似合わないと言いたいんだけど・・・お爺様もうベスにメロメロだよ・・・」 若草の四姉妹が新しい生活を送るようになって一年が経ちました。
◆彼女たちにの個別の事件簿をちょっとだけ拝見◆
長女マーガレット・マーチ 「結婚するならやっぱりお金持ちがいいわ。多くの召使いに囲まれて・・・夫は優しく毎日が楽しければいうことなしね」 ◆家庭教師の仕事をしていたメグ。夏休みの一ヶ月の休みを利用してポーツマス一の名門モファット家の舞踏会に出席します。もともと美しかったメグは着飾ることによりいっそうその美しさを増し、舞踏会でもすっかり注目の的となり毎日が夢の様な生活。贅沢な暮らしに浸かってしまい、ニューコードの貧しい暮らしに嫌気がさしてくるのでした。 そんな彼女を本来のメグに立ち戻らせてくれたのは同じくこの舞踏会に出席していたローリーでした。 「まるで孔雀みたいに着飾って・・・こんなの・・メグじゃない!」 年下のローリーに叱咤され、激しく反省するメグでした。 |
次女ジョセフィン・マーチ 「魅力ある小説を書くにはもっと多くの人と出会うことも必要だわ。・・・・大都会ニューヨーク。いつかはきっと・・・」 ◆せっかくの夏休みがもらえると思っていたジョオですが、マーサに気に入られているのが災いし、以前にもましてマーサの身の回りの世話を頼まれます。それでも小説家志望の彼女は少ない時間を利用して寝る間も惜しみ遂に渾身の自信作を書き上げるのでした。 「どうしても新聞に載せて欲しいの!多くの人たちに読んでもらいたいの!お金の問題なんかじゃない!分かるでしょ、ホームページやブログと一緒なのよっ!」 このジョオの願いは叶います。以前はジョオの小説を陳腐だと評したアンソニーも遂にジョオの才能を認め、小説『天子の翼を持った二人』はジョセフィン・マーチの処女作として新聞に掲載されるのでした。ジョオの夢が一つ叶った瞬間でした。 |
三女エリザベス・マーチ 「いつかきっと家族みんなで暮せる日が来るわ。今よりも楽しくピアノを弾ける日がきっと来る」 ◆相変わらず他人と接することに抵抗のあるベスでしたが、ローレンス氏と接するうちに次第にその欠点も緩和されていきます。毎日大好きなピアノを弾き、暇を見てはローレンス氏のお屋敷に遊びに行く彼女。 「まぁ・・・こんなにずぶ濡れになって・・・可哀相・・・寒いのね。一緒にウチに帰りましょう」 雨の日に拾った子猫ミルキーアン。死にかけだったこの子猫を救ったのは他ならぬベスでした。 彼女の長所は優しさであり、それに気づいた人たちはきっと彼女を愛してくれるはずです。頑張れベス!もう人形だけが友達じゃない! 「 ニャー 」 |
四女エイミー・マーチ 「ぜったい美人になってやるわ。大人になれば鼻も高くなってるはず。ジョオより早くお嫁さんに行くんだからっ!」 ◆学校ではあまり勉強が得意ではないエイミー。ライムの砂糖漬けをコッソリ学校にもっていったのがバレてお仕置きされたり、理解できない難問に毎日が四苦八苦。そして待ちに待った夏休み!・・・のはずが肝心の遊ぶ友達がご近所にいない。そんなツイていない彼女にも幸運が。 お隣でローリーの家庭教師を務め、メグとなんだか恋仲になりそうなカールの弟が夏休みを利用してニューコードへやって来ます。 歳の近い二人はすっかり仲良くなり、楽しい夏休みを送るのでした。 「なんだか私の解説だけくだらない夏休みの作文みたいだわっ!もっと洗練した文章書いてよ!」 (*`д´) んなもん書ける才能は・・・・・ない! |

◆その日、一通の電報がマーチ家に届けられます。
「そんな・・・あの人が重体だなんて・・・。わたしはすぐにワシントンに向かいます。後の事はローレンスさん、マーサおば様にお願いしますけど、あなたたちも姉妹で協力して何とか頑張ってちょうだいね・・・」 フレデリックが戦地で負傷し、その後チフス病を患ったことを知ったメアリーは娘たちの事後をローレンス、マーサに託し、一人ワシントンへと向かいます。
| ◆またジョオは自らの自慢の髪を売ったお金を母親に渡し、両親のために少しでも力になろうと努力するのでした・・・。 |
両親不在のマーチ姉妹
秋が終わりをつげ、冬が近づいてきました。
その日ベスは以前から一家で援助していた貧しい家庭のフンメル家の赤ん坊が病気にかかったことを知り見舞いに向かいます。ですがベスがフンメル家に着くと同時に赤ん坊は彼女の膝の上で死んでしまうのでした。死因は猩紅熱によるものでした・・・。
猩紅熱 作中では幼い頃にメグとジョオも発病したと語っているほど当時流行していた発疹性伝染病。子供に多く発病する。現在では治療も容易だが、当時は感染すると高熱から死に至る危険のある病気とされた。 |
元来体の弱いベスは簡単にこの猩紅熱に感染してしまいます。
ジョオたちは必死でベスの看病をしますが容態は悪化の一途をたどり、ついには医者からも最悪の事態を覚悟したほうがいいとさえ言われます。
「ベス、頑張って!いつかきっと家族みんなで幸せに暮らすって言っていたじゃないっ!」
ベスは生死の境をさ迷い、そして二週間が経ちました・・・。
ワシントンへ行っていた母親のメアリーも夫の様態が安定したのを確認すると、すぐさまこのニューコードへ引き返してきます。
「・・・メグ・・ジョオ・・・エイミー・・・私・・・」
いつかきっと家族みんなで・・・。
ベスの願いが、そして家族の願いが彼女を救います。
ベスの熱は下がり、峠を乗り越えた彼女は助かったのです。
そして二度目のクリスマス・・・・
妻メアリーとマーチ四姉妹が待ち続けた父親フレデリックが遂に帰ってきます。
「今かえったよ・・・。メグ!ジョオ!ベス!エイミー!」
1865年4月3日。 南部の首都リッチモンド陥落。同月9日、リー将軍降伏。南北両軍合わせ62万人の死者を出した合衆国の内戦はこうして終結したのでした・・・。
世界の旗手たる正義の国を目指すアメリカ合衆国がこの時誕生します。これまでそうであったように、これからも多くの苦難がかの国を待ち構えていることでしょう 英国から勝ち取った独立。そして国家史上最大の犠牲者のうえに統一された合衆国。そしてアメリカ建国の理念が何であるのか・・・。 荒廃した国土から立ち直るその姿は、まるで『若草の息吹』のように・・・。 |
▼〜愛の若草物語 その後〜▼
◆帰宅した父フレデリックは叔母のマーサと20年ぶりに再会し、深い溝を埋めます。また、マーサは自分の財産の半分を四姉妹に相続させることを約束するのでした。
◆メグ ジョオやマーサに散々反対されたにもかかわらず最終話直前で長女のメグはカールからのプロポーズを受け、快くそれを承諾します。 「愛してるよ、メグ・・・結婚、してくれるね?」 「は・・、ハイ・・・」 同時にカールはローレンス氏の計らいでニューコード商船に入社することに。 |
◆ジョオ アンソニーからのニューヨーク行きの誘いを保留していたジョオでしたが、次第に大都会への憧れが募ってゆき、遂にニューヨークへと旅立つ決意を固めます。 「誰からも賞賛されるような素晴らしい小説をきっと書いてみせるわ・・、打倒マークトウェインよっ!」 きっと彼女にはこれからも多くの出会いが待っていることでしょう。 |
◆エイミー さて、なんだかとり残されてしまった感のあるローリーでしたが、その後は年々綺麗になっていくお転婆娘のエイミーと・・・ 「ふふふっ・・・今に見てなさい。絶対に綺麗になってやるんだからっ!」 「無理だと思うけどなぁ・・・」 結婚してしまうことになるようです。 |
前作「愛少女ポリアンナ物語」同様にアニメ「愛の若草物語」もその後の展開は視聴者の想像のうちに残されますが、原作はその後も「続・若草物語」、「第三若草物語」、「第四若草物語」としてさらに続きます。
南北戦争というアメリカ激動の時代を背景に、個性的で魅力的な四姉妹たちの慎ましく誠実な一年間という短くも豊かであった成長を描いた「愛の若草物語」。
若いときの日一日は若草の成長のように見る見るうちに過ぎ去ってゆきます。若人のみなさんにはどうか短い日々を大切に、彼女たちのように真っ直ぐに、そして力強く成長してほしいと思います。
| ED『お父さまへのララバイ』 作詞:おおくぼ由美 作曲:森田公一 歌:下成佐登子 |
・・・ところでベスのその後は?
※以下は妄想です。愛の若草物語その後は皆様の心の中にあります。

「ケホッ、ケホッ・・・、なんだか熱っぽいし体の調子もよくないわ・・・」

「それはイカン!すぐに診察しましょう!」
「待ちなさいエルンスト君、マーチさんのお宅は何かと経済的に苦しい。ここは私が無料で診察・・・」 
「酒さえくれればワシだってタダで診察するよぉ〜」

「さ、ベスさん、横になって。すぐにポリアンナの様に元気になるからね」
◆ベス 世界名作劇場医師軍団によってたらい回しにあったベス。おかげで四姉妹の中で最も元気な女の子になってしまいます。春からは学校へも通いはじめ、人形ではない本当の友達たちと将来の夢を語るのでした・・・。 ![]() 「私おもいっきりピアノを弾きたいの・・・。大人になったら・・・きっと」 ベスの夢が現実になる日は遠い未来ではないようです。 |
○1987アニメ「愛の若草物語」主な制作スタッフ
製作:本橋浩一
監督:黒川文男
企画:佐藤昭司・久保田栄一
脚本:宮川晃
キャラクターデザイン:近藤喜文、山崎登志樹
作画監督:山崎登志樹、古山匠、大貫敦子
美術監督:高野正道
撮影監督:森田俊昭
音楽:大谷和夫
録音制作:合田昌克
効果:松田昭彦
制作デスク:小竿俊一
プロデューサー:中島順三・石川泰平
○1987「愛の若草物語」主な声優
マーガレット・マーチ:潘恵子
ジョセフィン・マーチ:山田栄子
エリザベス・マーチ:荘真由美
エイミー・マーチ:佐久間レイ
メアリー・マーチ:中西妙子 フレデリック・マーチ:阪脩
ハンナ:大方斐紗子
マーサ・フォーレット:水城蘭子
デービッド・フォーレット:塩屋浩三
ジェームス・ローレンス:宮内幸平
ローリー・ローレンス:飛田展男
カール・ブルック:小島敏彦
アンソニー・ブーン:曽我部和恭
ヘンリー:槐柳二
ジョン・マーティー:関俊彦
「とうとう着いたわ、ここが大都会ニューヨーク!さっそく自由の女神でも見物に行こうかしら?・・・ねぇ、そこの可愛らしいお嬢ちゃん、道を尋ねたいんだけど」
「ムッ
ボクは男の子だ! キミも同じ男の子なんだからそれくらい分かってよっ!」
「わ、私は女よっ!」
「こうしてこのブログでまた新たな確執が生まれるのでした」
「・・・いいのかしら?こんな終わり方で・・・」
「今更気にしても始まらないわ。さぁ次の作品の応援をしましょう!」
【愛の若草物語】-これまでの登場人物-
(当ブログに嫌々登場していただいている方々)
メグ:17歳 【マーチ家の長女。本名はマーガレット・マーチ。母親のメアリー同様に他の姉妹から最も信頼されている長女で美人。ニューコードへ引越してからは苦しい家計を助けるために家庭教師の仕事をするようになる。しっかり者である反面、贅沢に憧れる事も。華やかな社交界デビューを夢見ている】
ジョオ:15歳 【マーチ家の次女。本名はジョセフィン・マーチ。おそらく本作の主人公だと思われる人物。自ら男の子に生まれていればよかったと豪語するほどの男勝りな性格の持ち主だが何故か雷は大の苦手。ローリーやアンソニーに恋心を抱かれるが本人はあまり気にしていない。夢はアメリカ一の小説家になること】
ベス:10歳 【マーチ家の三女。本名はエリザベス・マーチ。姉妹の中で一番おとなしい性格であるためか、皆から愛されている。引っ込み思案で病弱なため学校も不登校となり結局は自宅で家事手伝いをしている。大富豪ローレンス氏がマーチ家の姉妹の中で最も愛した人物。夢は大好きなピアノを好きなだけ弾きつづけること】
エイミー:7歳 【マーチ家の四女。本名はエイミー・マーチでただ一人愛称を持たない。おませで小悪魔的な性格の持ち主でジョオと気性が似通ったところがあり、よく喧嘩になる。鼻が低いことを気にしており、寝るときはいつも洗濯バサミで鼻をつまんでいる。夢はクレオパトラのような女性になること】
メアリー 【マーチ家の母親でフレデリックの妻。夫不在のマーチ家をよく支えていたしっかり者で優しい人物。ニューコードへ引越してからは出征兵士援護会なるボランティアに努め、貧しい家庭を訪ね歩く慈善活動を行っていた。見かけ以上に行動力があり、夫や四姉妹からの信頼も厚い人物】
フレデリック 【マーチ家の父親。アメリカ北軍の大尉として戦争に従軍している。物語り当初に負傷して一時帰宅。ゲティスバーグの戦いにも参戦。物語後半では戦場で敵の砲弾の破片を肩に受け再び負傷。その後チフスにかかり入院してしまう。マーサはフレデリックの叔母にあたる人物】
ハンナ 【マーチ家に住み込みで働いている黒人の家政婦。一家には大変良くしてもらっているらしく、殆ど家族同様に暮している。南軍に従軍させられている黒人奴隷を常に気にかけていた。料理の腕前は一流のコックにも勝るとも劣らない名人級。ベスの弾くピアノが大好きで『子犬のワルツ』を聴くと踊り出す。猫が苦手】
マーサ 【フレデリックの叔母。若い頃に自分の意思に背いた甥のフレデリックの家族であるマーチ一家を当初は嫌っていたが、何事にもひたむきに取り組む四姉妹を次第に気に入り、最終的には誰か一人を養女に迎えたいというほどに愛してしまう。大変な大金持ちで、ジョオを特に気に入ってしまう】
デービッド 【マーサの甥。フォーレツト家の持つ莫大な財産を狙っている。金銭欲が異常に強く、たびたびマーサに金の無心に来る。ギャンブル好きで嘘つき。性格も姑息なためジョオとはまったく気が合わなかった。ちなみにデービットと四姉妹の父親フレデリックとは義理の従兄弟関係】
ローリー 【ローレンス氏の孫。物語中盤にニューヨークからニューコードに帰ってくる。母親がピアニストであったため自身もピアニストになることを夢見るが、祖父の反対で大学進学を目指すことになる。厳格な祖父のもと、家庭的温もりが欠如している彼はマーチ一家を羨ましく思っている】
ローレンス 【本名はジェームス・ローレンス。マーチ家のお隣のお屋敷に住むニューコード商船の会長を努める大富豪でローリーの祖父。当初は気難しい性格であったがジョオを通じてマーチ一家とは家族ぐるみの交流を持つようになる。特にベスを愛していたようだ。その昔、マーサとは古い友人であったらしい】
カール 【本名はカール・ブルック。ローリーの家庭教師を担当している。長女のメグに惚れ込んでしまい、負傷入院したフレデリックの看病のためメアリーと共にワシントンへ向かい、それにより両親の知己を得る。裕福でないためジョオには結婚を反対されるが見事最後はプロポーズに成功する。元騎兵隊】
アンソニー 【ニューコードタイムズ社の新聞記者。ジョオの小説を貶し、後に褒めた人物。ジョオは彼に関心を示していなかったようだがマーチ家に家を紹介したりジョオの小説を新聞に掲載したり、ニューヨークへの旅立ちを促したりと、彼女に多大な影響を与えた人物。ジョオに惚れているらしい】
ヘンリー 【新聞記者アンソニーの勤めるニューコードタイムズ社の編集長兼論説委員兼社主。メグの家庭教師広告を新聞に掲載してもらうため訪れたジョオと知り合う。アンソニーが貶したジョオの小説を気に入り、後に新聞への掲載を快諾。黒人青年ジョンをニューコードタイムズ社の植字工として雇うなど心の広い人物】
ジョン 【南軍に従軍していた黒人奴隷。コンコードで南軍から逃亡しマーチ家に潜伏。ベスを人質として立て篭もるがメアリーの説得でベスを解放。後にマーチ一家から借りた20ドルを返すためニューコードを訪れ、ニューコードタイムズ社で植字工として働くことになる】
ミルキーアン 【雨の日にベスが路上で拾った子猫。食事も満足に出来ないほど弱っていたがジョオとベスの看病で元気になる。以後家族の一員となるが家政婦のハンナとメグが猫が苦手なため、家の中での行動には制限があったりする。名前の由来はミルク色の毛並みから】
2009/02/06現在

| ■ 愛の若草物語 各話タイトル一覧 ■ |
| 01話 | パパが帰って来た!! | 25話 | 小説家ジョオの2ドルの傑作! |
| 02話 | ミルキー・アンを拾った | 26話 | 恐がりベスとお隣の老紳士 |
| 03話 | あぶない!早く逃げて!! | 27話 | 学校でお仕置されたエイミー! |
| 04話 | 戦争がはじまる! | 28話 | エイミー!なんてことするの! |
| 05話 | 町が燃えてしまう! | 29話 | 死なないで!エイミーが川に落ちた! |
| 06話 | さよなら ふるさと! | 30話 | ゴメンねと言えたらいいのに! |
| 07話 | おば様はいじわる! | 31話 | メグはきせかえ人形じゃない! |
| 08話 | お家を貸して下さい! | 32話 | 困ったマーサおばさんの性格 |
| 09話 | 怒りん坊のジョオ! | 33話 | 楽しい楽しい野外パーティだ! |
| 10話 | ほめられて けなされて | 34話 | エイミーは悪い夢を見た! |
| 11話 | マーサおば様はお気の毒! | 35話 | メグ、それはやっぱり恋なのよ!! |
| 12話 | 雷なんて大嫌い! | 36話 | ジョオの小説が新聞にのった! |
| 13話 | 私たちの変な家 | 37話 | チチキトク…ジョオが髪を売った! |
| 14話 | エイミーと悪い友だち | 38話 | 悪い知らせの電報がきた! |
| 15話 | お隣からのぞく不思議な少年! | 39話 | みんなが書いた手紙、手紙、手紙 |
| 16話 | ひどい!メグは泥棒なんかじゃない! | 40話 | ベスが猩紅熱にかかった! |
| 17話 | ジョオとリンカーン大統領の演説! | 41話 | お母さま早く帰ってきて! |
| 18話 | メグとジョオ舞踏会にデビュー!? | 42話 | 神様、どうかベスを助けて! |
| 19話 | おこげドレスと素敵な紳士 | 43話 | 大都会ニューヨークへ行こう ジョオ |
| 20話 | ジョオのお見舞いは元気がいっぱい | 44話 | ニセ手紙事件・犯人は誰か? |
| 21話 | 発表! はりきりジョオの自信作 | 45話 | おじいさまがローリーをなぐった! |
| 22話 | おなかのすいたクリスマス | 46話 | 思いがけないクリスマスプレゼント |
| 23話 | ベス! 思いがけない贈物に大喜び! | 47話 | さよなら! アンソニー |
| 24話 | メグの小さな恋のはじまり? | 最終話 | 春!それぞれの旅立ち |
第1話〜第14話
![]() | オープニングテーマ:『若草の招待状』 | |
エンディングテーマ:『夕日と風のメロディ』 | ||
![]() | オープニングテーマ:『いつかきっと!』 | |
エンディングテーマ:『お父さまへのララバイ』 | ||
視聴者の皆さんが作家になれる物語。それが「愛の若草物語」。テーマがぼんやりしている分だけ観る人によって視点が様々に違ってきます。当ブログでは『南北戦争』に視点を置きましたが、これもまたよしだと思っています。
自分の感性で心の中の「愛の若草物語」という自分だけの作品を創作する。そんなことが出来る名作だと感じました。 ジョオやベス、エイミーたちは今も元気でしょうか?
◆ジョセフィン・マーチ 15歳 愛の若草物語のたぶん主人公。でも個人的には四姉妹で主人公。 趣味を生業にするため日夜小説の分野で作品を創作する作家志望の女の子。「アマチュア」から「プロ」への階段を上り始めたばかりで、まだ少し子供っぽいところもありますが芯は強いです。 うら若き乙女でありながら恋に関してはまるっきりの素っ頓狂。姉のメグにも似たようなところがあり、ひょっとするとマーチ一家で一番恋に敏感なのは末っ子のエイミーなのかも?とか思ったりします。 |
日常の中で見る面白さ。
孤児だったり、養子に出されたり、旅に出たり、空を飛んだりしません。時代が時代なら誰でも普通に体現できそうな話だったりします。ここがこの物語を受け入れられるかそうでないかの起点ではないでしょうか。
主人公の境遇は違えど世界名作劇場第5作目の「赤毛のアン」、第16作目の「私のあしながおじさん」にちょっと似た雰囲気のある物語で女性からの支持の多い作品。作中でもジョオが「トム・ソーヤーの冒険」の作者で当時まだ無名だったマーク・トウェインをライバル視していましたが、実際「愛の若草物語」と「トム・ソーヤーの冒険」は男の子、女の子で対をなす話なのかもしれませんね。
「ライバルはお前だー!」 「だからなんで??」
恋愛、博愛、家族愛・・・。愛にもそれぞれ。 テーマがぼんやりしていると書きましたが、ひょっとすると最も多く視聴者の方々が感じたのは原作の邦題「若草物語」に付与された「愛」というテーマかもしれません。
上でも書きましたが女性ファンの多い「赤毛のアン」と「私のあしながおじさん」。このあたりも交えて
アン と ギルバート
ジュディ と ジャーヴィス VS ジミー
ジョオ と アンソニー VS ローリー このあたりのローリーやギルバートなど、ヒロインを射止めようとする男の子たちの共通点なり相違点なりを観察してみるのも面白そうですね。
「女の子は理解しにくいよ。軽い冗談を真顔で勘違いして怒ったりするんだもんな。まったく厄介だよ・・・」
「恋に鈍感な女の子も始末に悪いと思うよ。『メグの結婚相手はローリー』とか言われた日には・・・」
「ジョオ、アン、ジュディ・・・考えたら恐くなる組み合わせだ。かしましいとかそういった次元で済みそうもない感じだよ」
〜あらすじ〜
| アメリカ激動の時代南北戦争を背景に、ゲティスバーグ地方からニューコードへ引越すことになったマーチ一家の母と四姉妹、メグ、ジョオ、ベス、エイミーたちは、北軍に従軍する父の帰りを待って暮らしていました。新しい土地で慎ましくも健気に生活するマーチ一家はやがて隣に住むローレンス家と親睦を深め、家族ぐるみでの付き合いを始めます。こうして日々成長を続ける四姉妹たち。そして南北戦争が終わり、遂に待ちに待った父親フレデリックが帰って来るのでした。姉妹たちはその後それぞれの道を歩むために新しい生活に挑戦していくのでした・・・。 |
◆日常をセルアニメで表現するのは難しく、活字で表現するほうが想像力をかき立てられるのかもしれません、 が・・・、この「愛の若草物語」。そのあたりも何とか魅力的なキャラクターたちの描画を中心にうまく補っていると思います。
誰を見る?「愛の若草物語」 メグ、ジョオ、ベス、エイミーの姉妹を筆頭に、個性的なキャラクターが多い「愛の若草物語」。主人公を四姉妹と仮定しても四度楽しめる作品ですが、皆さんは誰を中心としてご覧になられたのでしょうか?
いっそのことそのキャラクターになりきって世界の中に入ってみてはいかがでしょうか?これも物語と上手に付き合う一つのコツです(笑♪
![]() | メグ マーチ家長女 | 四姉妹の頂点に君臨するお姉さま。姉妹内で最もエピソードが少なかった彼女ですが家庭教師もこなせる才女です。物語を締めくくるカールとのキスシーンなんかもあったりします。落ち着いて見れるキャラクター。 |
![]() | ジョオ マーチ家次女 | 他人を気にしない活動的な女の子。最も登場回数が多いのも特徴。ローリーとアンソニーから好意を寄せられています。趣味、仕事、恋愛・・・ちょっと変わった春機発動期の彼女を見てみよう。 |
![]() | ベス マーチ家三女 | おっとりしていて控えめで優しい心の持ち主の彼女。作中南軍から逃亡していた黒人奴隷のジョンに人質とされたりします。勝手な予想ですが男の子から見れば最も人気の出そうなキャラクターかも? |
![]() | エイミー マーチ家四女 | 姉妹の末っ子でボケ役。作中のナレーションも担当しているので感情移入するには最適かも。突如突拍子もないことをしでかしたりしますが姉妹の中で最も淑女足らんと意識していたのはこのエイミーかもしれません。 |
![]() | ローリー お隣の少年 | 本格的に登場するのは15話から。四六時中四姉妹を観察していますがストーカーではありません。上流家庭の息子ですが結構気さくな性格。自分にない多くのものを持っているジョオに夢中になります。 |
![]() | アンソニー 新聞記者 | ジョオ、ローリー、アンソニーの三人で一応三角関係。新聞社に勤めている社会人なので収入もあります。出番は少ないですが南北戦争にも随伴した突撃取材記者で結構熱い奴(笑♪ 打倒ローリー。 |
![]() | カール 家庭教師 | ローリーの家庭教師でメグに惚れています。幸いライバルは存在しませんが最大の敵は貧乏か。マーサやジョオも彼の貧乏を容赦なく指摘しています。もと騎兵隊だった意地を見せろカール。 |
「ボクは本心からメグと先生に幸せになってほしいと考えていたんだ。それなのに何でお爺様やジョオに怒られなきゃならないんだよ・・・まったく・・・」
「それはあんたがニセ手紙なんかを書くからでしょ」
「 ・・・・ やっぱりそう思うかい・・・ 」
情報発信者!記者もサイト管理者も立場は同じ 自分の文章で、自分の声で、得た取材内容を世界に発信する。ホームページやブログの運営者も意図していなくても広義の意味では『記者』なのかもしれません。望むと望まざるとに係わらず、多くの人たちから閲覧される可能性のある記事を書いていることを常に意識しましょう。
◆アンソニー・ブーン ニューコードタイムズ社の取材記者。 少しお調子者の素振りも見せる彼ですが仕事には真剣に取り組み、取材活動も夜討ち朝駆け何でもありといった感じで精力的に行っていました。ジョオの小説を採点していたところを見ると「専門用語で簡素に要点をまとめる」記者以外に「長文で説得力」がもとめられる作家としての才能も有していたのかも?熱いジャーナリスト魂は恋にも優るか、アンソニー!? |
「どうせなりきるんだったら私になりきるくらいの勇気は無いのかね。まったく近頃の若いもんは・・・」
「まったくです」
「まったくじゃ」
エイミー、ついに自分のYoutubeを発見する! 『再び名劇ファンになった中年』さんから発見していただいた「エイミー、ベス」バージョンの『いつかきっと』です。
o(_ _)o ご協力感謝いたします。ありがとうございます。
| 主題歌『いつかきっと』 作詞:おおくぼ由美 作曲:森田公一 歌:荘真由美、佐久間レイ |
「見たかジョオ・マーチ!ついに発見してやったわ。さぁ、合計年齢20歳未満の美声を聴きなさい!」
「・・・エイミー、見つけたのはあなたじゃないでしょ?」
ヽ(´▽`)ノ お父さん、お母さん、おじさん、おばさん、そして若い人たち。いくつになっても「好きなものは好き」。素晴らしいことですね!
世界名作劇場応援ブログ「ハイジの寝言☆ミ」 | |
| ★現在世界名作劇場第18作目、「大草原の小さな天使 ブッシュベイビー」を絶賛レビュー中!アフリカ・サバンナで繰り広げられる人間と動物の感動ロマンス!ジャッキーとマーフィ、旅の終わりに二人を待つ運命と!? ★更に今日は「ポルフィの長い旅」を更新予定! いよいよラストも近づいてきたポルフィ。ミーナを探し出し、その後の幸福を得ることが出来るのか!? COMING SOON! ![]() 「元気になっても、きっと私の出番はもう来ない・・・そんな気がするわ」 「いい?『ナンとジョー先生』と『愛の若草物語』は別物よ?無理に結びつけたら呪うからね」(;´Д`) ・・・・ |
愛の若草物語 キャラクター追加
ジョン |
【南軍に従軍していた黒人奴隷。コンコードで南軍から逃亡してマーチ家に潜伏。ベスを人質として立て篭もりますがメアリーの説得でベスを解放します。南軍からの逃亡を手助けしてくれたマーチ一家に感謝しつつフィラデルフィアへ。後にマーチ一家から借りた20ドルを返すためニューコードを訪れ、以後はジョオの紹介を得てニューコードタイムズ社で働くことに】 |
「あなたたちに多くの幸福がこれからもありますように。いつまでも祈っていますよ、ジョン」
「今年はリンカーン大統領の功績を讃える年になりそうだね。同じ仲間なら肌の色や些細な違いにこだわることなく生きていきたいものだね、ジョン」 デービッド |
「おばさん、油断しちゃいけませんよ、マーチ一家はおばさんの財産を狙っているんです!薄汚い連中ですよ、まったく・・・」 【マーサの甥。フォーレット家の跡取りとなることで、マーサの持つ莫大な財産を狙っています。金銭欲が異常に強く、たびたびマーサにお金の無心に来ます。ギャンブル好きで嘘つき。性格も姑息なためジョオとはまったく気が合いませんでした。ちなみにデービットと四姉妹の父親フレデリックとは義理の従兄弟関係です】 |
「やれやれ厄介なのが出てきたね・・・。いいかい、皆さんに迷惑をかけるんじゃないよ。あんたの魂胆は見え見えなんだからね!」
「・・・私、この人苦手・・・・」
「得意な人っているのかしら?」
ヘンリー |
「やっとるなアンソニー。何か特ダネでも見つけたか?」 【新聞記者アンソニーの勤めるニューコードタイムズ社の編集長兼論説委員兼社主。メグの家庭教師広告を新聞に掲載してもらうため訪れたジョオと知り合う。アンソニーが貶したジョオの小説を気に入り、後に新聞への掲載を快諾してくれます。黒人青年ジョンをニューコードタイムズ社の植字工として雇うなど心の広い人物です】 |
「残念ながら退屈そのものですよ、編集長。強いてあげればここの管理人がアホだということが判明したくらいです。記事になりますかねぇ?」
「ダメね。正論は記事として嫌われる傾向にあるのよ、アンソニー」
(#゚Д゚) ・・・おのれら・・・
オマケ
![]() |
☆☆ ゲティスバーグ演説 ☆☆ |
関連記事 | 愛の若草物語 感想いろいろ |



「魅力ある小説を書くにはもっと多くの人と出会うことも必要だわ。・・・・大都会ニューヨーク。いつかはきっと・・・」
「どうしても新聞に載せて欲しいの!多くの人たちに読んでもらいたいの!お金の問題なんかじゃない!分かるでしょ、ホームページやブログと一緒なのよっ!」
三女エリザベス・マーチ
「いつかきっと家族みんなで暮せる日が来るわ。今よりも楽しくピアノを弾ける日がきっと来る」
「ぜったい美人になってやるわ。大人になれば鼻も高くなってるはず。ジョオより早くお嫁さんに行くんだからっ!」
「なんだか私の解説だけくだらない夏休みの作文みたいだわっ!もっと洗練した文章書いてよ!」
猩紅熱
世界の旗手たる正義の国を目指すアメリカ合衆国がこの時誕生します。
「誰からも賞賛されるような素晴らしい小説をきっと書いてみせるわ・・、打倒マークトウェインよっ!」 
◆アンソニー・ブーン

関連記事






OPEN
