【レ・ミゼラブル 少女コゼット -10-】
プリュメ通りの古い屋敷で暮らすようになったコゼットとジャン・ヴァルジャン。相変わらず警察の目を避ける生活は続いていましたが、修道院で過ごした五年間という長い期間のお陰でジャヴェールの手から逃れ、また以前よりも警察からの警戒の度合いが低くなったとジャン・ヴァルジャンは感じていました。
プリュメ通りとパリの街
そうした中、コゼットとジャン・ヴァルジャンはパリの町の中で恵まれない子供たちを救うための慈善活動をはじめます。食べ物の無い子供たちにパンを配り、またジャン・ヴァルジャンは以前から考えていた子供たちが自由に学べる学校施設の建設にも意欲的に取り組み始めます。
「この街には多くの貧しい子供たちがいる。彼らはやがて大人になるが、今の時代、無知なままでは誰かに利用され、騙され、やがて人としての生き方も忘れていってしまう。私はそうした社会を無くしたいと考えているんだ」
「・・・・わたしが少しでもお父様のお力になれたら・・・・」
一方、慣れない一人暮らしを続けていたマリウスは以前から疑問に感じていた父が仕えていたナポレオンについてもう一度学ぼうと大学の図書館を訪れますが、そこで彼は学友のクールフェラックから「ある組織」への加入を促されます。それは『ABC(アベセ)の友』という現王政に不満を持つ学生たちや共和派、労働者たちによって組織された秘密の「革命集団」だったのです。
「とにかく一度顔を出して欲しい。親元を離れ一人で暮らしている今のキミになら分かるはずだ。何が正しく、何が間違っているのかを・・・」
「・・・・・・・」
マリウスとコゼット、そしてエポニーヌの恋
「そいつは一目ぼれというやつだな。やれやれ、我らが期待の新星マリウス君も恋の炎の前にはその身を燃やし尽くすしか手がない有様か・・・」
「からかうのはよせ、クールフェラック!ぼ・・ボクは本気なんだ!」
「あれは・・・コゼット!?・・・そんな・・・マリウスさんが好きになってしまった人が・・あの・・・あのコゼットだったなんて・・・」
あのみすぼらしい格好をしてその日暮らしだったはずのコゼットが、何処かのお屋敷のお嬢様のような格好をして清楚に自分の前を歩いている。それにひきかえ今の自分はどうなのか?その日の食を得る事も満足に出来ず、小汚い格好をして、犯罪の手助けすらしている・・・全てが逆転してしまった。
※「ハイジの寝言」はジャン・ヴァルジャンやコゼット、マリウスやエポニーヌ、そして「レ・ミゼラブル 少女コゼット」と「世界名作劇場」を応援しています。
プリュメ通りの古い屋敷で暮らすようになったコゼットとジャン・ヴァルジャン。相変わらず警察の目を避ける生活は続いていましたが、修道院で過ごした五年間という長い期間のお陰でジャヴェールの手から逃れ、また以前よりも警察からの警戒の度合いが低くなったとジャン・ヴァルジャンは感じていました。
プリュメ通りとパリの街 そうした中、コゼットとジャン・ヴァルジャンはパリの町の中で恵まれない子供たちを救うための慈善活動をはじめます。食べ物の無い子供たちにパンを配り、またジャン・ヴァルジャンは以前から考えていた子供たちが自由に学べる学校施設の建設にも意欲的に取り組み始めます。
「この街には多くの貧しい子供たちがいる。彼らはやがて大人になるが、今の時代、無知なままでは誰かに利用され、騙され、やがて人としての生き方も忘れていってしまう。私はそうした社会を無くしたいと考えているんだ」
「・・・・わたしが少しでもお父様のお力になれたら・・・・」
| ジャン・ヴァルジャン モントルイユ・シュール・メールでガラス工場を経営していた当時の莫大な貯蓄が今も残っており、その大半を今もモンフェルメイユ村の森に隠しています。また、コゼットと二人旅を続けていた当時には大量の1000フラン札をスーツの裏地に縫込んでいました。 しかし彼はそのガラス工場で上げた莫大な財産を一度たりとも私利私欲の為に使った事は無く、その全ては貧しい者や困っている人たちの為に使うものだと考えていたのです。 ジャン・ヴァルジャンは今こうしてパリの街で恵まれない子供たちを救うための慈善活動をはじめましたが、その活動にコゼットは喜んで参加してくれたのです。ジャン・ヴァルジャンはコゼットに出逢えたことを亡きファンティーヌと、そして過去に自分を救ってくれた恩人に改めて感謝するのでした。 |
一方、慣れない一人暮らしを続けていたマリウスは以前から疑問に感じていた父が仕えていたナポレオンについてもう一度学ぼうと大学の図書館を訪れますが、そこで彼は学友のクールフェラックから「ある組織」への加入を促されます。それは『ABC(アベセ)の友』という現王政に不満を持つ学生たちや共和派、労働者たちによって組織された秘密の「革命集団」だったのです。
「とにかく一度顔を出して欲しい。親元を離れ一人で暮らしている今のキミになら分かるはずだ。何が正しく、何が間違っているのかを・・・」
「・・・・・・・」
会話する事も無く、ただすれ違っただけの出会いでしたが、この時コゼットは青年に不思議な感じを覚え、またマリウスは少女に運命的なものを感じていたのでした。 |
マリウスとコゼット、そしてエポニーヌの恋
「そいつは一目ぼれというやつだな。やれやれ、我らが期待の新星マリウス君も恋の炎の前にはその身を燃やし尽くすしか手がない有様か・・・」
「からかうのはよせ、クールフェラック!ぼ・・ボクは本気なんだ!」
| あの日の出会いから毎日の様にリュクサンブール公園に出かけ、コゼットとジャン・ヴァルジャンが散歩に現れるのを待ち伏せしているマリウス。学生たちが集まる『アベセの友』に出席はしてみたものの、コゼットのことが気になって革命どころではありませんでした。 いったいあの少女の名前はなんというのか?隣にいつもいる紳士は父親なのだろうか?歳は?好きな本はなんだろうか?・・・考えれば考えるほど少女の事が気になるマリウス。
一方コゼットも毎日リュクサンブール公園のベンチに座っている青年のことが気になって仕方がありません。互いに言葉すら交わしたことも無い相手、ただ毎日視線を交し合うだけの二人でしたが、どうやら二人は完全に恋に落ちてしまったようです。 |
そしてそんな二人を遠くから見つめている人物がいました。
「あれは・・・コゼット!?・・・そんな・・・マリウスさんが好きになってしまった人が・・あの・・・あのコゼットだったなんて・・・」 あのみすぼらしい格好をしてその日暮らしだったはずのコゼットが、何処かのお屋敷のお嬢様のような格好をして清楚に自分の前を歩いている。それにひきかえ今の自分はどうなのか?その日の食を得る事も満足に出来ず、小汚い格好をして、犯罪の手助けすらしている・・・全てが逆転してしまった。
コゼットには・・・コゼットだけには・・・・ |
※「ハイジの寝言」はジャン・ヴァルジャンやコゼット、マリウスやエポニーヌ、そして「レ・ミゼラブル 少女コゼット」と「世界名作劇場」を応援しています。
「やはり父は間違ってはいなかった!あなたはそんな父を侮辱し、ボクを騙し続けていた!あなたは卑怯者だッ!」
「もうよい、この恩知らずめが・・ッ!出て行け、そして二度とワシの前に現れるなッ!」
マリウスとジルノルマン伯爵 マリウス・ポンメルシー ポンメルシー男爵家の長男。生後まもなく母親を喪い、厳格な祖父によって育てられる。父親はナポレオン貴下の兵士として活躍し、男爵号を授与されるほどの人物だった。しかし実の息子を嫌う祖父に育てられたために父親のことを誤解したまま育ってしまう。結局父の臨終に立ち会えなかったマリウスは、後に父親が本当は誠実な人物で、自分に送られていたはずの手紙も祖父が全て燃やしていたことを知り激怒。家を飛び出してしまう。 また父親ポンメルシーはワーテルローの戦いでテナルディエ軍曹に命を助けられたことを手紙に記しており、マリウスはこのテナルディエという人物に会い、恩を返すことが父への償いだと考えるようになる。 |
ジルノルマン伯爵 フランス革命以前の貴族的考えを持つ人物でマリウスの祖父。貴族主義であったためか、ナポレオンに従えていた息子とは考えの違いから馬が合わなかった。ナポレオン失墜後に力を失った息子ポンメルシーにマリウスを育てせさせるわけにはいかないと考え、息子にはマリウスと二度と会わないように言い聞かせていた。また孫可愛さに息子の悪い噂や嘘を吹聴した。真実を知ってしまったマリウスを勘当してしまうが、本当はマリウスのことを心の底から愛している。 |
その場の勢いもあったとはいえ、祖父と喧嘩別れし家を飛び出してしまったマリウス。しかし祖父をどうしても許す事は出来そうもありませんでした。結局マリウスは世間知らずのまま何とかゴルボー屋敷の一室を借り、そこで一人暮らしをはじめます。そしてこの先自立するために弁護士になるための勉強を彼ははじめるのでした。 |
テナルディエ一家 コゼットが去った後のテナルディエ一家。それまでかさんでいた借金を払えずとうとうモンフェルメイユ村から夜逃げし、パリのマリウスが住むゴルボー屋敷の隣室に住むようになっていました。もう既にワーテルロー亭を営んでいた当時の面影は無く、完全に落ちぶれた生活を余儀なくされていたのです。
「くそ・・・これもあのコゼットを連れ去った大男のせいだ。・・・まあいい・・・いずれ必ず大穴を当てて世間様を見返してやるぜ」 ◆テナルディエはパリのパトロンミネットと呼ばれる犯罪集団に属し、エポニーヌとアゼルマの二人にも犯罪の片棒を担がせ何とか生計を維持していました。また、隣に住むお坊ちゃま風のマリウスに目をつけたテナルディエは、彼が自分たちの家賃を肩代わりしてくれたことを逆手に取り、マリウスをあれこれ利用しようと考え出します。
エポニーヌ 最悪といっていい両親に育てられたために性格が歪んでしまった少女。コゼットと初対面だった時には仲良くブランコに乗っていた事もあった。だがコゼットを奴隷の様にこき使う両親に習い、また母親ファンティーヌに愛されていたコゼットを憎み執拗にイジメ続ける。 パリへ夜逃げしてからはもっぱらテナルディエの犯罪を手伝わされていた。そんな中、何故か自分たちに親切にしてくれたマリウスに好意を抱くようになっていく。ジャン・ヴァルジャンに幸せを与えられたコゼットを生涯許さないと誓っていた。 |
「くそっ、なにが花の都パリだ、ぜんぜん仕事なんてありゃしねぇじゃねぇか!・・・。・・・コゼット・・・元気にしているかな?」 | 一方ガヴローシュもモンフェルメイユ村からこのパリに出てきていました。しかし噂に聞いた大都会パリはガヴローシュのような子供が一人で生きていくのには辛い土地だったのです。しかし持ち前のたくましさから彼は何とか一人で生きる術を見つけ出し、今日も街角をさ迷い歩き続けていました。 |
新しい生活 そして・・・修道院で五年を過ごしたコゼットとジャン・ヴァルジャンの二人。恩人フォーシュルヴァンの死をきっかけに修道院を出てパリの街、ブリュメ通りの古い屋敷でトゥーサンという名の息子夫妻を失った女性を女中として雇い、一緒に暮らすようになります。
「ご立派なお屋敷でございますね、お嬢様。・・・行き場の無い私にまで親切にしてくださって・・・本当になんと感謝したらよいのか・・・」
「トゥーサン・・・お父様は困っている人を見捨てたりはいたしません。私たちは家族です。そうですよね、お父様?」
「・・・(コゼットには将来がある。いつまでも修道院に隠れているわけにもいかない。私は本来ファンティーヌが与えるはずだった幸せをこの子に与えなくてはならないのだ・・・)」 富裕層と貧困層の格差が縮まらないパリ。街のあちこちには飢えた子供や職を持たない大人たちが大勢存在していました。 |
【レ・ミゼラブル 少女コゼット -8-】
コゼットの物語には「ナポレオン」や「革命」という言葉が度々登場します。「これを知ればもっとコゼットが楽しくなる!」と、言うのはおおげさですが・・・
ここでは簡単にコゼットのフランスという国の舞台裏を覗いてみようと思います。
アホなんでイマイチ理解不能な部分や勘違いがあるかとは思いますが、この時代を世界名作劇場キャラたちの力を借りて、出来るだけ分かり易く振り返ってみようと思います。
フランス革命
有名な名前ですね。これは"アンシャン・レジューム"と呼ばれた悪しき旧制度に怒りを爆発させたパリ市民たちが1789年にバスチーユ牢獄を襲撃したことに端を発した「自由と平等」を求めた大革命です。ブルジョア革命とも呼ばれていますが基本的には市民革命です。
英雄ナポレオン
ルイ16世は処刑され、ブルボン朝は滅亡します。これに驚いた欧州の国々は対フランス大同盟を結成してフランス革命軍を倒そうと試みます。また国内でも王党派の反乱などが相次ぎ、フランスは完全に内憂外患となってしまうのでした。こうした情勢の中、国民たちは過去の絶対王政の復活を阻止し、更には外国から攻めて来る敵を倒せる人物の登場を切望します。そうした期待を現実のものとしてくれたのが英雄ナポレオン・ボナパルトでした。
ウィーン条約
連戦連勝だったナポレオンが敗れ、こうして欧州の国々はフランス革命以前の正統王朝と封建社会を復活させようと考えます。こうしてオーストリアに集まった各国の代表は同盟を結んで、国内での国民主義運動の抑圧と、過去の悪しき制度を復活させようとする保守的な体制を整えるのでした。
七月革命
フランスはまた以前の暗黒時代に逆戻りしました。ルイ16世の弟ルイ18世は王位に復帰すると選挙権を大地主たちに独占させる財産制度を設け、また彼の死後に王位についたシャルル10世は自由主義を唱えるものたちを弾圧し、さらにはフランス革命で特権を失った貴族たちを優遇し、土地を奪われていた貴族たちに10億フランを支給するなど徹底した平民無視の政策をとり続けます。
1830年。これに憤激したパリ市民たちは一斉に蜂起。激しい市街戦の末に遂に国王軍を倒し、新しい王政、七月王政を生み出すのでした。
「こうして私たちの時代の王様が代わったの。
新しい王様はルイ・フィリップ様」
「彼の政策により確かに選挙権は拡大された。旧制度より前進した事は確かだ。しかし貧しい者たちが飢えている事実に変わりはない。もっと抜本的な改革が必要なのだ」
フランス大革命によって一時は封建社会を粉砕していたフランスも、再び暗黒時代に突入していたのです。 |
コゼットの物語には「ナポレオン」や「革命」という言葉が度々登場します。「これを知ればもっとコゼットが楽しくなる!」と、言うのはおおげさですが・・・ ここでは簡単にコゼットのフランスという国の舞台裏を覗いてみようと思います。
アホなんでイマイチ理解不能な部分や勘違いがあるかとは思いますが、この時代を世界名作劇場キャラたちの力を借りて、出来るだけ分かり易く振り返ってみようと思います。
フランス革命 有名な名前ですね。これは"アンシャン・レジューム"と呼ばれた悪しき旧制度に怒りを爆発させたパリ市民たちが1789年にバスチーユ牢獄を襲撃したことに端を発した「自由と平等」を求めた大革命です。ブルジョア革命とも呼ばれていますが基本的には市民革命です。
「三部会のこととかジロンド派、ジャコバン派とか複雑だけど、ここでは下層階級、いわゆる一般の人たちが今まで悪いことをしてきた奴らに怒って、そいつらを追いやったということだけ覚えておいてね」 「でも当時のヨーロッパはどの国にも悪い貴族とか王様がいて、その人たちは市民たちによるフランス大革命が起こったことに驚き、次は自分たちの国が危ないと考えたの・・・」 |
英雄ナポレオン
ルイ16世は処刑され、ブルボン朝は滅亡します。これに驚いた欧州の国々は対フランス大同盟を結成してフランス革命軍を倒そうと試みます。また国内でも王党派の反乱などが相次ぎ、フランスは完全に内憂外患となってしまうのでした。こうした情勢の中、国民たちは過去の絶対王政の復活を阻止し、更には外国から攻めて来る敵を倒せる人物の登場を切望します。そうした期待を現実のものとしてくれたのが英雄ナポレオン・ボナパルトでした。 「ナポレオンの偉大な業績は戦勝もさることながら、彼の残した"個人の自由と法律の前での万人の平等"などを書いた"ナポレオン法典"が有名だと思います」 「彼の強さはフランス軍が他国の平民たちにとっても頼もしい解放軍だと見なされていた点に帰結すると思うわ。でもそんな彼も結局は対フランス大同盟の前に敗れ去ってしまうの」 「ちなみにオレ様はナポレオン最後の戦、ワーテルローの戦いで英雄と呼ばれた男だ。なにせポンメルシー男爵を救ったのはこのオレ様だからな」 |
ウィーン条約
連戦連勝だったナポレオンが敗れ、こうして欧州の国々はフランス革命以前の正統王朝と封建社会を復活させようと考えます。こうしてオーストリアに集まった各国の代表は同盟を結んで、国内での国民主義運動の抑圧と、過去の悪しき制度を復活させようとする保守的な体制を整えるのでした。 「"会議は踊る、されど進まず"で有名なウィーン会議。これは欧州各国といっても結局は一部の大国だけで話し合いが行われ、他の国の代表たちは舞踏会で踊っていました、という皮肉なの」 「言い方は悪いかもしれないけど、これで結局フランス革命は無かった事にされたわけね。でもフランス革命が本当にもたらしたものは市民たちの独立心だった・・・。そしてそれに気づかなかった王様たちは・・・」 |
| オルレアン朝時代のフランス国旗 |
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ウィーン条約 - 七月革命 |
七月革命
フランスはまた以前の暗黒時代に逆戻りしました。ルイ16世の弟ルイ18世は王位に復帰すると選挙権を大地主たちに独占させる財産制度を設け、また彼の死後に王位についたシャルル10世は自由主義を唱えるものたちを弾圧し、さらにはフランス革命で特権を失った貴族たちを優遇し、土地を奪われていた貴族たちに10億フランを支給するなど徹底した平民無視の政策をとり続けます。 1830年。これに憤激したパリ市民たちは一斉に蜂起。激しい市街戦の末に遂に国王軍を倒し、新しい王政、七月王政を生み出すのでした。
「こうして私たちの時代の王様が代わったの。 新しい王様はルイ・フィリップ様」
「彼の政策により確かに選挙権は拡大された。旧制度より前進した事は確かだ。しかし貧しい者たちが飢えている事実に変わりはない。もっと抜本的な改革が必要なのだ」 | 〜こうして五年の月日が流れます〜 |
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難しい事など考えなくてもアニメは"観る"だけで十分に楽しめます。でも「コゼットの時代はこんな時代だったんだよ」ということもチョットだけ知っていれば更に面白くなるかもしれません。複雑に考えず、自分の面白いと感じた部分をどんどん膨らませてゆきましょう。知らない事が多くあってもそれは恥ずかしいことではありません。それに優る「好き」があればいいのです。(^^) |
合作!ハイジの寝言&そよ風の丘 |
| そよ風の丘の管理人さん、ある名作ファンさんが「レ・ミゼラブル 少女コゼット」を応援するために、「ハイジの寝言」のレビューに合わせて特別にイラストを描いてくださいました。画像はどれもクリックで原寸表示されます。今回は題して「合作!ハイジの寝言&そよ風の丘のコゼット」です。 |
「私とコゼットのために・・・すまない・・・」
「本当にありがとうございます、ある名作ファンさん。みなさんも私たちを変わることなく応援してくださいね」 ![]() |
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「あのジャン・ヴァルジャンがファンティーヌとの約束を守るために娘を? ・・・・・どういうことだ・・ジャン・ヴァルジャン!?」
| モンフェルメイユ村までジャン・ヴァルジャンを追ってきたジャヴェール。そこでテナルディエ一家からコゼットを誘拐されたという虚偽の申し立てを受けますが、彼は委任状を確認するとテナルディエ一家が嘘をついていることを即座に見破り、それと同時に犯罪者ジャン・ヴァルジャンの予想外の行動に疑念をめぐらせます。 |
守るべきもの モンフェルメイユ村を離れたジャン・ヴァルジャンとコゼット。警察の追っ手を避けるように密かに旅を続けます。自分が追われていることを知っているジャン・ヴァルジャンでしたが、それ以上に心配していた事はコゼットの母ファンティーヌの死をまだコゼットに伝えていない事でした。
そしてそれがいつまでも隠し通せるものではないと分かってるジャン・ヴァルジャンは遂にそのことをコゼットに打ち明けます。
「コゼット・・・キミのお母さんは・・・、キミのお母さんは天国に召されたんだ・・・。最後までコゼットのことを愛していた・・・そして今もコゼットのことをどこかで見守ってくれている・・・ファンティーヌは・・・」
「・・・・・・・・・・・」
| 突然の宣告。数年間辛い思いをし、母と逢うことだけを唯一の願いとしていたはずのコゼット。そしてその母親はもういない。しばらく呆然としていたコゼットでしたが、彼女は泣きませんでした。必ず迎えに来るといった母親。あの夜、泉で母の声を聞いた時に自分を迎えに来てくれたジャン・ヴァルジャン。そのジャン・ヴァルジャンにコゼットは亡き母親の姿を見ていたのかもしれません。 ジャン・ヴァルジャンは自分の生涯をかけてキミを守るとコゼットに約束します。そしてそんな彼にコゼットは黙ってうなずくのでした。二人は今ファンティーヌによって固い絆で結ばれます。 |
父と娘
「コゼット、これからは私のことを"お父さん"と呼びなさい」
「はい、おとうさん」
母親の死を受け入れ、そして自分を受け入れてくれた幼いコゼット。
自分を偽り、コゼットにも嘘をつかせる・・・。自分の犯している行為がいかに罪深い事であるかをジャン・ヴァルジャンは理解していました。しかし今の自分にはそれ以外にコゼットを守っていく術はなかったのです。そしてその嘘は、自分以外の誰かが・・・コゼットを本気で愛し守ってくれる誰かが現れるまでは、つき続けなくてはならないものだと分かっていました・・・。
| ## | こうしてパリの街外れにあるゴルボー屋敷に居を定めたジャン・ヴァルジャンとコゼットでしたが、その新生活はコゼットにとって不思議な事でいっぱいでした。 まず自分のために部屋がもらえた事、そして温かい食事と過酷な労働の無い日々。もちろんイジワルな姉妹や怖い夫妻も存在せず、傍にはいつも優しく自分を見守ってくれている"お父様"がいる。テナルディエ一家で暮らしていた時とはまったく違う環境。 しかし、それとは違った不思議も存在しました。何故か"お父様"は常に人目を避け、暖かく柔らかな春が訪れたというのに昼間はほとんど外出する事がなく、外に出る時はいつも夕方から夜だったのです。 |
| 警察に追われ続ける環境下ではコゼットを満足に育てる事はできないのではないか。その不安がジャン・ヴァルジャンには常に付きまとっていました。 |
◆そんな中、パリ警察への配属を持ちかけられていたジャヴェール刑事は執拗にジャン・ヴァルジャンを追い続け、遂にゴルボー屋敷に潜むジャン・ヴァルジャンを発見します!
「ジャン・ヴァルジャン!」 |
|
| パリの街でジャン・ヴァルジャンとコゼットを見つけ出したジャヴェール。市警察の部下と共にどこまでもジャン・ヴァルジャンを追い続けます。 |
プチ・ピクピュス修道院 必死に逃げるジャン・ヴァルジャン。そしてわけも分からず父ジャン・ヴァルジャンと共に走るコゼット。しかし幼いコゼットは走り疲れてしまい、父の後を追うことが出来なくなってしまいます。そしてそんな二人をジャヴェールは執拗に追い続けます。
追われているのは私なのだ。しかし今私が捕まれば誰がこのコゼットを守ってゆくというのか!ジャン・ヴァルジャンはコゼットを抱きかかえ、暗闇のパリの街を走り続けます。 「この街の暗闇は私自身・・・だがなんとしてもコゼットだけは守り抜く!」 そしてこの闇を照らしたのは、他ならぬ彼の抱くコゼットだったのです・・・。 |
◆二人が逃げ込んだのは男子禁制の修道院でした。そしてそこでジャン・ヴァルジャンはマドレーヌ市長時代にその命を助けた老人、フォーシュルヴァンと偶然にもこの修道院で再会したのです。
フォーシュルヴァン プチ・ピクピュス修道院の庭師で元モントルイユ・シュール・メールに住んでいた。当時マドレーヌ市長を嫌っていたが、ある時倒れた馬車の下敷きになったところをマドレーヌ市長に命を救われたことによりそれまでの自分を恥じ、マドレーヌを敬愛するようになった。 何故か警察に追われている二人の身の上を知り、過去の恩を返すため二人を匿うことを約束。修道院長にジャン・ヴァルジャンを自分の弟だと告げ、修道院に庭師として住み込めるように手配してくれた。 |
ジャヴェールは修道院に逃げ込んだと思われるジャン・ヴァルジャンを追おうとしますが、男子禁制であるため中に入る事は出来ず、結局ジャン・ヴァルジャンとコゼットを取り逃がしてしまうのでした・・・。 こうして二人は修道院内にあるフォーシュルヴァンの小屋で暮らすようになり、ジャン・ヴァルジャンは修道院の庭師として、コゼットは修道院の女学校に通い始めることになります。
ジャン・ヴァルジャンはコゼットと二人で暮らす穏やかな生活以外には何も望みませんでした。それは亡きファンティーヌに対する償いでもあり、そして過去に自分が受けた恩を少しでも返す行いであると信じていたからです。そしていつしかコゼットの幸せが自身の幸せであることにも彼は気がつき始めていました・・・。 |
「ありがとうございます、ミリエル司教・・・これからもどうかコゼットと私を見守っていて下さい・・・」 | イラスト by ある名作ファンさん |
第13話 「サディという友達」 第13話です。
先週から学校へ通い始めたアン。もう二週間がたったようです。学校では初対面であるにも係わらず、何故かミルドレッドたちにイジメられるアン。

「ルールよルール。主人公をイジメるのは既定路線なの。もう面倒だから理由もナシ。さぁイジメるわよ!この泥棒赤毛ッ!」そんな中、アンはサディという名前の少女と出会います。
| サディは貧家に暮らす貧しい少女で、日頃は幼い子供の子守で学校へは殆ど通っていないようです。そんな自分と境遇の似たサディにアンは親近感を覚え、きっとこの少女と仲良くなれるはずだと考えます。 |
サディの家を訪れたアン。 まあそこでいろいろありました。例によって詳しい説明は省きます。母親を心配するサディはアンに励まされ、二人はどうやら友達になれたようです。
今回視聴して・・・
それと学校でアンは他の子供たちに理不尽にイジメられますが、集団で彼女を陥れようと画策する子供たちの姿はアン以外の子の人格を・・・ (^ ^; いいのかこれで?? まあ予告を見る限り、そのうち仲良くなりそうな予感はしますが。 「赤毛のアン」のアン・シャーリーは想像力豊かでチョットおしゃべりな孤児です。それ以外は特におかしなところはなく、爽やかで優しく、そしてチョット気の強い、誰にでも好かれる女の子。そんな印象の子供です。 |
「こんにちはアン」のアンが、早く「赤毛のアン」のアンになれる日が来るといいなぁ~ (^^)
「私はアン!おしまいに"e"のつくアンよ!ところで上の素敵な赤毛の女の子は誰かしら?ゾクゾクッてしちゃうの!」
しかし彼はそのガラス工場で上げた莫大な財産を一度たりとも私利私欲の為に使った事は無く、その全ては貧しい者や困っている人たちの為に使うものだと考えていたのです。
そんなコゼットとマリウスの二人が初めて出会ったのは
マリウス・ポンメルシー
ジルノルマン伯爵
その場の勢いもあったとはいえ、祖父と喧嘩別れし家を飛び出してしまったマリウス。しかし祖父をどうしても許す事は出来そうもありませんでした。
エポニーヌ
「三部会のこととかジロンド派、ジャコバン派とか複雑だけど、ここでは下層階級、いわゆる一般の人たちが今まで悪いことをしてきた奴らに怒って、そいつらを追いやったということだけ覚えておいてね」
「でも当時のヨーロッパはどの国にも悪い貴族とか王様がいて、その人たちは市民たちによるフランス大革命が起こったことに驚き、次は自分たちの国が危ないと考えたの・・・」
「ナポレオンの偉大な業績は戦勝もさることながら、彼の残した"個人の自由と法律の前での万人の平等"などを書いた"ナポレオン法典"が有名だと思います」
「彼の強さはフランス軍が他国の平民たちにとっても頼もしい解放軍だと見なされていた点に帰結すると思うわ。でもそんな彼も結局は対フランス大同盟の前に敗れ去ってしまうの」
「ちなみにオレ様はナポレオン最後の戦、ワーテルローの戦いで英雄と呼ばれた男だ。なにせポンメルシー男爵を救ったのはこのオレ様だからな」
「"会議は踊る、されど進まず"で有名なウィーン会議。これは欧州各国といっても結局は一部の大国だけで話し合いが行われ、他の国の代表たちは舞踏会で踊っていました、という皮肉なの」
「言い方は悪いかもしれないけど、これで結局フランス革命は無かった事にされたわけね。でもフランス革命が本当にもたらしたものは市民たちの独立心だった・・・。そしてそれに気づかなかった王様たちは・・・」

難しい事など考えなくてもアニメは"観る"だけで十分に楽しめます。でも「コゼットの時代はこんな時代だったんだよ」ということもチョットだけ知っていれば更に面白くなるかもしれません。複雑に考えず、自分の面白いと感じた部分をどんどん膨らませてゆきましょう。

こうしてパリの街外れにあるゴルボー屋敷に居を定めたジャン・ヴァルジャンとコゼットでしたが、その新生活はコゼットにとって不思議な事でいっぱいでした。


フォーシュルヴァン
ジャン・ヴァルジャンはコゼットと二人で暮らす穏やかな生活以外には何も望みませんでした。それは亡きファンティーヌに対する償いでもあり、そして過去に自分が受けた恩を少しでも返す行いであると信じていたからです。そしていつしかコゼットの幸せが自身の幸せであることにも彼は気がつき始めていました・・・。






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